レートは1ルピー=1.7円(2023年8月時点)です。
ラダックからヌブラ谷へ
私はヌブラ谷で3つの町を訪れました。パナミク、ディスキット、フンダルです。
最初はヌブラ谷の真ん中あたりにあるパナミクへ向かいました。
温泉が有名です。逆に温泉以外は特に何もない町です。
インドで温泉入れるの?!
行くしかないでしょ!
※ヌブラ谷は入場許可証(パーミッション)が必要なエリアです
ラダックからパナミク(ヌブラ谷)までの行き方
ヌブラ谷の入口「ディスキット」からその日のうちに「パナミク」へ移動したので
ラダックからパナミクまでの行き方をまとめます
前日にバス乗り場でチケットを購入。1人250ルピー(425円)
2023年8月時点のバス時刻表
下から2つ目、肝心の情報が空白ですがディスキット行きは毎日出ていました
7時半にバス停に来いと言われます。バスは8時出発で14時にディスキットに到着(6時間のバス旅)
信憑性は薄いですが「自動車が通過可能な世界一標高の高い峠」といわれるカルドゥン・ラで休憩。
標高約5,600メートルと言われています。8月下旬でしたが雪は見られないものの寒かったです。
休憩は昼食含め2回ありました。
ヌブラに近づくと巨大な峡谷の景色が広がります。
14時にディスキットのバス停に到着
乗客は欧米人の観光客がちらほらいましたが、誰一人ディスキットで降りませんでした(笑)
おそらく最近外国人の入場が許可された「トゥルトゥク」に行くのだと思います。
ラダックの旅行会社の人からもオススメされましたが、長時間ヒッチハイクしないとたどり着けないということで難易度が高いです。
まだ観光地化されていない秘境!次の旅で挑戦したい( *´艸`)
パナミクはマイナーな場所なので、ラダック旅行会社の人からバスがあるということだけ教えてもらい
いつ、どこから出発するのかわからない状況でしたが、現地の人に聞くとすぐに見つかりました(笑)
パナミク行きはディスキットのバス停から14:20頃出発。1人100ルピー(170円)
乗り換えがスムーズだったことも幸いでした。
ローカルのお客さんで車内は混雑。運転手さんが運転席の真横に座らせてくれました♪
あいにくの曇り空ですが、パナミクまでの景色が美しい。
バイクによく追い越されました。ほとんどの旅行者はバイクで訪れるのでしょう。
パナミクはバス停がないので運転手に声をかけて降ろしてもらう必要があります。
宿は限られたエリアにしかないので、事前に泊まる宿をピックアップし、通り過ぎないよう位置情報をよく確認してください。
パナミクの宿泊先
泊まったのはGobaホームステイ
2階の広いお部屋は1泊1,000ルピー(1,700円)
1階のトイレシャワー共用は800ルピー(1,360円)
※1部屋当たりではなく1人当たりの料金計算(1人旅にはありがたい)
2階のお部屋の写真です。とても清潔でシャワールームはいい匂いがしました♪
ウェルカムティーのチャイはジンジャーがしっかり効いてて美味しい。冷えた体に沁みました。
!注意事項!
電気・Wifi:毎日18時~23時のみ
ホットシャワーなし。バケツに熱湯をもらって桶でくむスタイル
朝と夜は2℃前後(8月下旬)部屋に暖房設備はないので服で調整が必要
朝食、夕食付きでご飯が美味しい💛しかも野菜は自分たちで育てたものを使っていてオーガニック!
最高の贅沢です( *´艸`)
パクチーが嫌いと伝えたらパクチーなしの料理を出してくれたり
お客さんが私以外に2組しかいないこともあってか、夕食何食べたい?と聞いてくれたり
ホスピタリティに溢れた宿でした💛
私は体調不良で1日引きこもり計3泊しましたが、バスで来る人は2泊がちょうどいいと思います
観光は丸1日あれば十分です。
他の記事でパナミクはネットが繋がらないと見ましたが
ラダックで買ったAirtelのSIMがサクサク繋がりました。
レー全域で舗装道路をはじめ整備が進んでいるからかな?
パナミク散策
宿のオーナーさんにお勧めしてもらったゴンパと温泉に行きました!
エンサゴンパ(Ensa Gompa)
ルートはこんな感じ
️Googleマップでは徒歩2時間だけど、私は道間違えたりして4時間かかりました
しかもゴンパは崖の上にあるので4時間歩いた後の山登りは、私の旅史上1番きつかったです💦
でも4時間のトレッキングは全く苦ではありませんでした。道中、休憩していたら男の子が杏をくれて元気がでたり
家の建設があちらこちらで行われており、工事中のおっさんたちが「ジュレー」と挨拶してくれたり
牛が道草を食べながらのそのそ歩く穏やかさ
人があたたかく、動物がのびのび暮らしているパナミクはインドで一番好きな町です。
谷の対岸に渡る橋に到着
橋を渡ると小さい滝がありました
対岸に家屋はなく、人の気配はありませんでした。車はたまにしか通りません。
景色が最高
岩に小さくゴンパと書かれているのでここから岩を登るようです過酷~~~
リュックを背負って登るのが辛かったので置き去りにしました(笑)
しばらく登ると道路が出てきて偶然車が通りかかり、インド人カップルの車に乗せてもらうことに
まだまだ距離があったので助かりました
エンサゴンパに到着!入場料はありません
中に入るとお坊さんがクッキーとチャイをくれました
チャイの後はゴンパの仏像を案内してくれました。
中は思ったより広くたくさんの仏像があり荘厳(写真はありません)
ゴンパからさらに上に登ると職人が作ったのではなく自然に出来たという仏像がありました
周辺の穴はマーモットの巣穴
インド人カップルに車で送るよって言ってもらいましたが置き去りにしたリュックを取りに行かないといけないので
途中で降ろしてもらい、歩きながら町まで行く車を待つことに
30分以上歩いた後、1台の車が通りかかり声をかけ乗せてもらえて温泉で降ろしてもらいました
インドの温泉♨
入浴料30ルピー(51円)激安。
手持ちに細かいお金がなく、お釣りがないと言われ入れなかったので
宿に戻って両替してもらおうと思います。
営業時間は19時までなので急いで温泉に戻ります。足が限界…(笑)
温泉は家族経営のようでした。入口に座っている男性の元へ行くと…
男湯の方に行け
女湯は故障でもしているのか?お客さん入ってないよね?
恐る恐る行ってみても浴槽はカラだし、掃除している人がいて意味が分からない
掃除の人からは向こうだと言われ、またおっさんのところへ
こっちに入れ(男湯を指す)
こっちは男湯でしょ?
じゃあこっちだ
まじか~男に間違えられた
女湯にはお湯が張ってあり、誰もいない。
シャワー室はあるが水は出ません!(笑)
着替える場所も荷物置きもないです。誰もいないのでだだっ広い浴室で着替えます。
体洗う場所がないので、温泉に入った後はそのまま体を拭いて服を着るしかありません。
もちろんタオルは自前です。
ここはインドなので水着で入ります
温度はちょうど良く少しとろみがありました。
寒いパナミクの夜を牛と一緒に15分ほど歩いて宿まで帰りましたが体は冷えませんでした。
疲れた足も温泉で復活
絶対筋肉痛になると思っていたけれど翌日なんともなく温泉効果素晴らしい♪
パナミクからラダックへの行き方
私はパナミク→ディスキット1泊→ラダックと2日かけてラダックへ帰りました
パナミク→ディスキット
日時:毎日AM6時半頃 ※私の時は7時過ぎにバスが来ました
乗車場所:どこでも
※パナミクは道が1本しかなくバス停がありません。道端で待ちバスが来たら停めてもらいます。宿の人にバスが通る時間帯を確認してください。
降車場所:ディスキットバスターミナル
料金:100ルピー(170円)
↓ディスキットのバスターミナル
ディスキット→ラダック
日時:毎日AM9時頃
乗車場所:ディスキットバスターミナル前の道路
※時間が近づくと大荷物を持った人たちが道路沿いに待機していました
※早めに乗り込みましょう。車内は満席で乗客が乗り次第出発します(予約はできません)
料金:250ルピー(425円)
降車場所:ラダックバスターミナル
パナミクからラダックまでの直通バスも出ています。
週に3回、日曜日とそれ以外の曜日は不明です。朝7時半ごろバスが来るのを道で待つらしいです
パナミクの人の温かさを語ります
長いですが、インド旅で一番印象に残った出来事なので熱く語らせていただきます。暇な人はぜひ読んでください。
「インド旅で最も印象に残った場所はどこですか?」と聞かれたら
パナミク!
「インドで住むとしたらどこに住みたい?」
パナミク!!!
それくらい私の中の常識が壊れました。
こんなに人が温かく善性に溢れた場所があったのかと、衝撃でした
パナミクへはローカルバスで行きましたが現地人が多くて、ミニバスはぎゅうぎゅう詰め
若い男の人は率先してドアの横にしがみついたり、車の上に座ったり
(車の上にサーフボードのっけている車いますよね。そこに人が座ります)
小さい子供がいればお姉様方が私の膝の上においでと声をかける。
立っているお姉さんを見たおばさんがバッグ預かるよと言う。お姉さんはありがとうと言ってバッグを渡す
最初は小さい町だから知り合いかな?と思いました
でも人が乗ってくるたびに誰も彼もがこんなやり取りをするんです
これがこの町の文化だとわかりました
この衝撃共感していただけますか?
例えば
あなたは満員電車の中、座っています。目の前の人は吊革につかまって窮屈そうです
見知らぬ人にバック預かるよ。と言えますか?
逆に見知らぬ人にバック預かるよ。と言われてバックを預けられますか?
日本だと変な人…と恐怖を感じてしまいますよね。
パナミクでは日常的にそのやりとりが行われています
小さな町だからという点は大きいと思いますが、それでもこの助け合いを目の前で見たときはとても感動しました
日本でもお年寄りに席を譲る光景はよく見ますが、次元が違うと思いました
私が立っていたらおばさまが降りる際にここ座りなさいと声をかけてくれました
他に立っている人もいるのに外国人の私にも優しくしてくれました
インドの多様性がそうさせるのでしょうか。滅多に遭遇しないであろう外国人の
しかもピンクの髪の私にも分け隔てなく接してくれて、この町に来れてよかったと強く思いました
その他にも上で書いたように
男の子が杏子をくれたり、道を歩いているとほとんどの人がジュレーと挨拶してくれたり…
居心地の良さは私が今まで訪れたどの町よりも勝りました
温泉と少しの宿以外何もないけれど、優しさに溢れたパナミクは1番好きな町だと断言出来ます
あとがき
1つ伝えさせてください。このラダック編、時系列がめちゃくちゃになっています💦
時系列で言うとこんな感じ
①ラダックメインロード周辺の散策
②ラダック周辺のゴンパ巡り
③ラダック→パンゴンツォ
今回は「ラダック→ヌブラ谷」でした
この記事以降は時系列通りに投稿します(笑)
レー旅行で大切なのはスケジュールです!
レーは見どころがたくさんあって、私は行きつくせていません!
多くの場所で日帰りが厳しい、入場許可証(パーミッション)の期限が限られている。という点が理由です。個人手配で行かれる方はラダックメインマーケット周辺の旅行会社に相談することをお勧めします
(悲しいことに日本のブログ等では情報が少なく、事前に旅程を組みたてるのは骨が折れるかも…)
私はパーミッションを手配してもらったところで相談し効率よく回れました!
入場許可についてはこちらの記事を参考にしてください
次の記事はディスキットの宿情報とフンダル観光についてです。
ジュレー!(ラダック語でありがとう)
コメント