インド アムリトサル観光情報まとめ黄金寺院とワガボーダー

海外旅行記
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「デリー」→「レー」→「スリナガル」→「アムリトサル」と移動しました

初インドなのに有名なガンジス川やタージマハルを見ずに
カシミール地方周辺を旅する変態は私くらいではないでしょうか…(笑)
それでは、インド旅最後の都市「アムリトサル編」をお楽しみください!

1ルピー=1.7円です(2023年9月時点)

スリナガルからアムリトサルへの行き方

今回スリナガルからアムリトサルへ陸路で移動しました
スリナガルからアムリトサルに陸路で直行できる交通手段はありません
ルートとしては「スリナガル」→「ジャンムー」→「アムリトサル」となります

スリナガルからジャンムー(シェアタクシー)

まずはシェアタクシーでジャンムーまで行きます

ジャンムー行きシェアタクシー乗り場(高架の下)

料金:1000ルピー(1700円)
タクシーによって値段がまちまちなので複数確認するべし
乗車時間:6時間(昼食休憩含む)
満席になれば出発
到着場所はそれぞれ希望する場所に降ろしてもらえます

※道端に車が集まっているだけです。ハウスボードのオーナーから朝9時には乗り場に着いていたほうがいいと言われました。シェアタクシーと言っていますが普通の自動車です。個人のドライバーが集まっているだけで、車が出払ったら乗れないのかもしれません…早めに行くことをお勧めします

私は乗り場までハウスボードのオーナーが運転するトゥクトゥクで送ってもらいました
客引きのおっさんがトゥクトゥクを無理やり止めてでも営業してこようとします。スリナガルの客引きは本当にうざいです(‘ω’)

山道を走っていきますが、絶景でした
トイレ休憩の時にはサルがいました。親子かわいい🐒

カーブが多く酔いやすい人は要注意です。同乗していたインド人は酔ってお昼食べたカレーをリバース…

16時ごろジャンムーに到着!!

ジャンムー鉄道駅(janmu tawi)

ジャンムーからアムリトサル

ジャンムーからアムリトサルへの行き方は2つあります

①鉄道
所要時間:約5時間
料金:2等車で約710ルピー(1,207円)

ジャンムー駅構内。人がいっぱい…

Googleマップの時刻は合っていますが、遅延や運休情報は繁栄されません。。
しかも遅延、運休が多いです
運行状況や時刻の確認は「Where is my Train : Live Train」アプリがお勧めです
予約していなくても運行状況が確認できますし、路線検索も可能です

👉App storeからダウンロード

👉Google playからダウンロード

ネット予約するには事前に登録が必要です。しかもかなりめんどくさい(笑)
予約が必要!という方は検索すれば解説ブログがたくさんありますよ!

インドの鉄道は(私の便がマイナー路線だったこともあり)遅延当たり前、遅延後に運休と、振り回されてしんどかったので個人的には↓寝台バスがおすすめです

②寝台バス

※手前に映っている男の子はアムリトサルでアイスの売り子をするプラサートくん20歳
ジャンムー行きのシェアタクシーに乗り合わせ、アムリトサルまで行くということで一緒に行動させてもらいました。列車が運休になり途方に暮れていましたが、彼のおかげで寝台バスでアムリトサルに来ることができました。アムリトサルでも黄金寺院を案内してくれたりと優しい子でした。ありがとう

ジャンムーからアムリトサル
所要時間:6時間
料金:約500ルピー(850円)

安い寝台バス

ジャンムーの長距離バスはこの道沿いに何社か出ています
※今回使ったバス会社はJamna Travelsではありません
当日の夕方に行っても数時間後に出るバスを予約できました

ちなみにアムリトサル→デリーへも寝台バスを使って移動しました
グレードのいいバスです(^^♪

所要時間:約8時間
料金:800ルピー(1,360円)
👍ペットボトルの水支給(無料)
👍毛布支給(余裕で寝れました)
👍天井が高く座ることができる
👍とても小さいですがバス内にトイレがあり、休憩なし
料金はわずかな差なのでグレードのいいバスのほうがコスパいいと思います

インド寝台バスのメリット
・扉が閉められて個室感あり
・横になれる
・充電できる
・大きい荷物は荷台にしまうので身軽
・2時間に1回ほど休憩


インド寝台バスのデメリット
・安いバスは冷房が寒すぎるしかも調節できない(防寒着を手荷物で持っておくべし)
・安いバスはベットバグ(南京虫)注意

値段の割に快適です!

アムリトサルで絶対行くべき観光スポット

黄金寺院周辺の大通り(バイク走ってますがほぼ歩行者天国です)

見どころはそんなに多くはないので観光は最短で1日。2日あれば十分です👍
絶対に外せない2か所を詳しく紹介します

①ゴールデンテンプル(黄金寺院)Sri Harmandir Sahib

ゴールデンテンプルはシク教の総本山となるお寺です

入口はいくつかありますが、メインエントランス?はこんな感じ

入場のルール
靴を預ける窓口

寺院では靴と靴下を脱がなければいけません
窓口に預けて、番号札をもらいます

靴を預ける場所はいくつかあります(すべて無料)
ここはきれいでした。階段で地下に降りていくと荷物預かりがあります
※黄金寺院に対面する前に足洗い場を通ります。くるぶし当たりまで濡れますが暑いので乾きます(笑)

男性も女性も頭を隠さなくてはいけません
オレンジのバンダナを人が配っていたり、箱に入っていたりするので身に付けます
(いろんな人が着けているので正直汚いです…自前のものを持っていきましょう)

黄金寺院の中へ参拝するには2時間ほど列に並ばなければいけません…
お寺は24時間開いているのに参拝に来る人が多すぎて常に大行列でした
(中に入るのは24時間ではなかったかもしれません…💦)
平日も休日も、昼も夜も関係なく常に2時間待ちって…ありえないですよね…
ディズニーランド越えではないでしょうか(笑)
私は待てる自信がなく諦めました(゜_゜)写真撮影禁止なので中がどうなっているかは不明です

ドミトリーで同室になったインド人のソニちゃん♪

ヒンドゥー教徒のメイクをしてくれて、アムリトサルの最終日に一緒に黄金寺院へ行きました

お供え物。値段は忘れたけど安かった。中は何かわからないけれど持ち帰って食べてもいいらしい
私は時間がなかったのでソニちゃんに一緒にお供えしておいて!と託してパキスタンへ渡りました

黄金寺院の食堂(Langar Hall of Darbar Sahib Amritsar)

私が一番行きたかった場所がこの食堂

宗教、人種、国籍関係なく、無料でカレーがふるまわれています
しかもほぼいつでもカレーを食べることができます(深夜や早朝は閉まってる?)
働いている人は全員ボランティアです

これはシク教の教えを実現しているものだと思います

神には色々な呼び名があり、それぞれの宗教によって表現のされ方の違いはあるが諸宗教の本質は一つであるとし、教義の上では他宗教を排除することはない

シク教徒は常に神の本質および存在(ナーム)を思い起こし家庭生活に結びつけることを要求される[2]。儀式、偶像崇拝、苦行、ヨーガ(ハタ・ヨーガの意味)、カースト、出家、迷信を否定し、世俗の職業に就いてそれに真摯に励むことを重んじる

Wikipediaより抜粋

シク教の考え方すごく素敵だと思いませんか!?
神の存在理由とは、私たちやその家族が幸せに暮らすことだよ!と説いています

グローバル化が進んだ現代でも世界には宗教がらみの争いは起こっています
日本は島国で、宗教への信仰は薄い国なので共感するのは難しいかもしれませんが、宗教が持つ力というのは大きいと旅していて感じます。
その中でシク教は他宗教の排除をはっきり否定している数少ない宗教だと思います(※数少ないというのはあくまで私の考えです)

私が食堂の存在を知ったのは、たまたまアマゾンプライムで見つけた映画「聖者の食卓」
予告編だけでも見てみてください♪


こんな場所があるんだ!しかも黄金のお寺がとても美しくて行きたい!!となりました
私が見た景色はまさにこの映像の通りで、多くの人が祈り、聖典を読む声が響いていました
目の前に広がったときには大変感動しました

池に入ってお祈りするシク教徒の方。不老不死の池といわれている

※この池はシク教徒以外は入ることができません

話を戻して、食堂に行く私は迷子になってしまいました
近くのシク教のご家族に尋ねると一緒に行こう!と言っていただき、急に話しかけたのに食堂まで案内してもらい、一緒にカレーを食べました。優しすぎませんか?!
シク教の方は穏やかで優しい印象です(#^^#)

案内してくれたシク教のご家族

食堂はだれでもボランティアができるので、人に声をかけて皿洗い等手伝うのもいいと思います
場所はこちら↓黄金寺院の中にあります

②ワガボーダーのフラッグセレモニー(国境閉鎖式)

インドとパキスタンは国同士の仲がよくないことをご存じですか?

もも
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犬猿の仲の2国間唯一の陸路国境が「ワガ国境」です
そんなワガ国境では毎日フラッグセレモニーといわれる国境閉鎖式が行われています
お互いの愛国心、プライドをかけての応援合戦です👊
私は2か国とも観覧しましたが日本では味わえない熱気でした!!!
また、過去に何度も戦争をしてきて様々な問題を抱えたこの2国間で
”平和的”なバトルが行われていることがなんだか愛しくてたまりませんでした

印パ問題についてこの記事で超簡単に(最低限を)解説しています。興味ある方は是非ご覧ください

さて、フラッグセレモニーはツアーで行ってきました!
泊まっていたドミトリーのツアーが安かったので。往復400ルピー 680円
ドミトリーは「Madpackers Amritsar」
女性専用ドミがあり、清潔でお勧めです。1泊700ルピー(1,190円)

ホテルお抱えの?トゥクトゥクドライバーが大変面白くていいツアーでした!
走り出すとまずは自己紹介。トップバッターはまさかの私(笑)
名前、年齢、出身、世界中を旅行していると話しました
ドライバーが「25歳か!結婚してるの?彼氏は?いい人紹介できるよガハハ」でひと笑い
他にはインド人数名、イギリス人、オーストラリア人。ぎゅうぎゅう詰めでカオスなアムリトサル市内を走りながらみんなの自己紹介や世間話を聞いていました。
みなさん英語ペラッペラで理解できたのは3割くらい(´・ω・`)

トゥクトゥクからの景色。みんな運転技術たかすぎぃ(笑)
牛も公道歩いていいってすごいよね。日本だったら捕まるよね

ワガボーダに行く前にもいろんな観光スポットを寄りながら紹介してくれました

おそらく斡旋先のレストランで食事をとらされました。安いし美味しかったのでいいですが(笑)

スイートラッシー60ルピー。ベジタブルパコラ(インド版天ぷら)140ルピー

ワガボーダの駐車場にトゥクトゥクを停め、歩いて、階段を上って観覧席まで行きます

おそらく自由参加でダンスを踊る女の人たち。1階で待機していればダンスに参加できるかも?!

手前がインド。フェンスを挟んだ向こう側はパキスタンです

いよいよ幕が開けると兵隊の行進から始まり
国境を挟んで両国が牽制し合うパフォーマンスの始まりです

帰りはとても混雑するので、国境が閉まったら席を立ち、19時ごろホテルに戻りました

フラッグセレモニーの持ち物・注意点

持ち物
・サングラス
・水
・帽子や日傘など
観客席は西日が照り付けて遮るものはありません
熱中症の危険があるので水分は必ず持っていきましょう(水やジュースの売り子はいます)

持ち込み禁止物
・バッテリー
・ライター
・刃物
・大きいバッグなど
※持っていたら没収されます。きちんと返してもらえるのか不明です…注意してください

インド側の席数はめちゃくちゃ多いのに、満席で立ち見する人や階段にも人が座ります
開始時間より1時間は早めに着いて席を確保しましょう

パキスタン側のフラッグセレモニー

後日パキスタン側のセレモニーも鑑賞しました
個人的にはパキスタン側のほうが好きです💛
理由は①観客の盛り上がりや一体感がすごい②兵隊の衣装が好み③男尊文化の強いイスラム教国家なのに女性の兵隊がいたこと④演出が良かったからです

パキスタン側観覧席
片足の旗振り

パキスタン側のフラッグセレモニーを見るにはパキスタンに入国しなければなりません

パキスタン入国 ビザについて

・必要なもの:ビザとパスポート
・Eビザ:インターネットで申請できます(ツーリストvisa申請はこちらから
・Eビザ料金:約8ドル 約1,200円(※2024年1月時点)
私はEビザ申請後2日で承認が下りました

!注意!
インド国内からパキスタンVisaの申請はできません。インド入国前に申請しましょう

ワガ国境は14時に閉まるため、それまでに入国しなければいけません(土日も国境越え可能)
14時までに入国して、フラッグセレモニーまで3時間ほど待ちました
とても小さいですが軽食を取れるお店があるので休ませてもらう&セレモニーには大きい荷物を持ち込めないので預かってくれました

休ませてもらっていると続々とパキスタン人の見物客が…
外国人が珍しいのか写真撮っての嵐です。有名人になった気分でした(笑)

セレモニー後も声かけられまくり
首座ってない赤ちゃんを抱っこして!と言われた(笑)

入場時間が近づくと男女別れて列に並び、荷物検査やボディチェックをして観覧席に座ります

アムリトサルまで来たならぜひパキスタンも観光することを強くおすすめします
パキスタンの記事は今後書いていくのでお楽しみに!

アムリトサルの食事

インドに話を戻しまして、アムリトサルで有名なのはパラタ(ナン)とクルチャ(カレー)です

ラッシーとクルチャのセット110ルピー(187円)

パラタが超塩辛い!油ギトギトできつかったです…一度体験できれば満足(笑)
黄金寺院の無料カレーがあっさりしていて美味しいです!下手にレストラン入るより間違いない!

黄金寺院の周辺では屋台グルメも楽しめます

インドの屋台の定番!パ二プリ
※オールドデリーでパ二プリ食べたらお腹壊したけれどアムリトサルのは大丈夫でした

写真撮り忘れたけれど、ナッツを大鍋の中に入れた砂で熱して売っていました!
砂で炒める光景はなかなかレアです

暑いのでアイスが欲しくなる!
写真は普通のどこにでもあるアイスですが、オレンジ色の細長い三角錐の形をした手作りアイスも売っていました!これまた写真がない(´;ω;`)

案内してくれたプラサートくんが無料で3個もアイスくれた。いいのか?収支のチェックがないのかな?(笑)

黄金寺院周辺ではお水を無料で配っていたり(市販のミネラルウォーターを飲みましょう)、トイレが無料だったりと無料のオンパレードです。シク教素晴らしすぎます。

アムリトサルの注意点

最後にアムリトサル市内はオールドデリーより雑多、汚い、砂埃排気ガスすごかったです…
ネズミが道路の脇を走っているのを何匹も見かけました🐭(笑)
マスクは必ず持っていきましょう。私はマスクが黒くなりました…手洗いせっけんを常備しておくのもお勧めです(レストランに手洗いスペースはあっても石鹸が置いてないことがあります)

アムリトサルの街並み

今回はボリューム満点の記事になりました(笑)
次からはパキスタンに入ります!!!
パキスタンはネット情報少ないから早く書きたかったんです。きっとみなさんのパキスタンへのイメージが覆りますよ!

それではダンナバード(パンジャブ語でありがとう)

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