インドのスリナガル空港から市内への行き方・ダル湖ハウスボード滞在記

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スリナガル空港での手続き

ラダックから飛行機でスリナガルへ向かいました。
航空券はTrip.comで片道5,980円でした。

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スリナガル空港に到着すると国内線でありながら、入国カードのようなものを提出します

これは印パの領土問題が関係しているのではないかと思うのでスリナガル(ジャンムーカシミール州)の歴史を簡単に説明します

スリナガルの歴史

スリナガルはジャンムーカシミール州に属し、この場所は1947年・1965年と二度の印パ戦争で国境紛争があった場所です
国境紛争が起こった理由は、ムガル帝国が倒れイギリスの植民地から独立する時、ヒンドゥー教徒はインド。イスラム教徒はパキスタンへと分離独立することになり、住民はそれぞれの地域へ移動を強いられました。
この時カシミールの住民の多くがイスラム教徒でしたが、カシミール藩主はヒンドゥー教徒だったため、カシミール地方をインドに帰属することにしました。
もちろん国民は反発し、領土問題が戦争へとつながっていきます


スリナガルでお世話になった方いわく、今でもスリナガルはムスリム(イスラム教徒)が90%を占めているそうです。第二次印パ戦争の停戦ラインが現在の国境線になっており、町のいたるところに銃を持った警察が立っています

スリナガル空港から市内への行き方

空港を出たらタクシーの声かけとハウスボードの呼び込みを無視して、駐車場を突っ切ると
市内行きのバスがあります

席がいっぱいになったら出発というわけではなかったのですが、時刻表は確認し忘れました💦
バス停に着いて30分ほどで出発しました80ルピー(136円)。座席が広く冷房が効いていて快適でした。

空港のバス乗り場

着くのはここ↓乗車時間30分。

バスの到着場所でもハウスボートを斡旋するおっさんが群がってきます。本当にうざい!!!(笑)
「すでにハウスボードを予約してある」と言っても勧誘は止まらず、ランチを食べに食堂に入ったのに、私が食べている最中も向かいの席に座って営業してきます(笑)

バススタンド近くの食堂で食べたベジビリヤニ120ルピー(204円)

たまたま警官がレストランに入ってきて、注意してくれたのでどこかに行きましたが、警官が店を出た途端におっさんが入ってきました。それくらい粘着質でうざいので注意してください。

バススタンドからダル湖までは距離があります。道向かいのタクシー乗り場に依頼するか、流しのトゥクトゥクを捕まえましょう。
このタクシー乗り場のおっちゃんがとてもいい方でした。
予約していたハウスボードに電話をかけてくれ、ハウスボード乗り場を確認してくれた後、
タクシーよりトゥクトゥクのほうが安いからとトゥクトゥクを捕まえて英語を話せないドライバーに100ルピー(170円)で行ってくれと交渉してくれました。神様✨

私はタクシーのおっちゃんのお世話になりハウスボード乗り場にたどり着けましたが、ダル湖のハウスボード乗り場は全部で5か所ほどあります(もう少し多かったかも…)
何番の船着き場に行けばいいか先にハウスボードのオーナーに確認し、乗り場まで迎えに来てもらいましょう
船着き場で声をかけてくるフリーの船頭はぼったくりです。宿の人は必ずマイボートを持っているので迎えに来てくれます。
ハウスボードは湖の上なのでGoogleマップも当てになりません( ゚Д゚)

ダル湖のハウスボード滞在記

宿のオーナーが迎えに来てくれていたので、湖の上をボートを漕いでもらってハウスボードへ向かいます
水は透明感はありませんが水草とメダカが泳いでいて綺麗そうでした。臭いもありません。生活排水やインドのポイ捨て文化によりゴミが捨てられているはずですが…不思議です。

水鳥やトンボが飛ぶ中を進んでいくのはディズニーのアトラクションのようでした

10分ほどでハウスボードに到着。

Veena Palaace Group Of Houseboatsはブッキングドットコムで予約しました

自分の部屋の写真を撮り忘れ&荷物が散乱していたので予約した部屋とは別の広めの部屋の写真です。

1泊約1800ルピー(3,060円)
※食事は別料金。朝食2回、夕食2回で1,090ルピー(1,853円)でした。奥さんが作る手料理美味しかった♪
ホットシャワーなし
Wi-Fiあり
お願いしたらカハワティーやミルクティをいつでも持ってきてくれる(超おいしい)

朝食はパン、野菜入り卵焼き、カハワティー
外で夕食を食べます。蚊よけのためか緑色の電気のせいです…奥様の手作りチキンカレー美味でした

ハウスボードに宿泊するときの注意点

虫よけを忘れずに!!!
湖の上なので蚊が多いです。特に夕方以降は外に出るとめちゃくちゃ刺されます。
私は虫よけを塗り忘れて足に20か所以上刺されました…
湖の水が綺麗なのでデング熱などの蚊が媒介する病気は心配しなくていいとのことですが
部屋に蚊が入ってきたら眠れないので

体に塗るタイプと部屋全体に効くタイプの2つが必要です

部屋用は「おすだけノーマット虫よけ空間スプレー (アース製薬)」がおすすめ


お風呂前にワンプッシュで睡眠妨害されることはありませんでした。よく効きます!

ハウスボードはブッキングドットコムではホテルとして出てきますが、安いところはホームステイ感が強いと思います
家族が住んでいる場所と泊まる場所は別れていますが、オーナーの子供たちが遊びに来たり、食事を家族と一緒に食べたりしました。(一人旅のため多少気を使ってもらった部分もあるかもしれません)

ハウスボードの娘さんが書いてくれたお手紙♪

ブッキングドットコムのハウスボードの最安値は2,000ルピー前後ですが、自力で探したところ1泊400ルピー(680円)で泊まることができました。
(スーツケース引きずって歩いているときに声をかけてくれたオーナーに付いていきました。旅やインドに慣れていない人はマネをしないでくださいね)

リビング。部屋は前の宿とほぼ同じかんじです

上記のハウスボードと異なる点は陸地に接岸していることと、よりホームステイ感が強かったことです
この時、私は湖の景色は満足していて、とにかく安く泊まりたかったです。しかも接岸していることでオーナーにボートを頼まずとも外出できたのが快適でした

ダル湖の楽しみ方・お土産情報

ダル湖はぶっちゃけ”景色を楽しむ”以外にこれといったアクティビティはありません(笑)
正直1日で満足すると思います。(スリナガル市内の観光とは別です)

ぼーっとするのに飽きたらダル湖でお土産を買うのをお勧めします。
おかし売り、宝石商(スリナガルは天然石が有名)、ペーパーマッシュの雑貨売りなどがボートでダル湖を回っていますので声を掛けたら商品を見せてくれます。ボートが来ない場合はハウスボードのオーナーにお願いすれば来てもらえます

ダル湖のおかし売り

ホームメイドのお菓子。1個ずつ6種類ほど購入し600ルピー(1,020円)観光客価格…
味は美味しいですが日本人には甘すぎました。味見程度をお勧めします

スリナガルの伝統の柄をあしらったペーパーマッシュ

この小物入れは木のように固く丈夫ですが、紙で作られています
ご家族が手作業で装飾しているそう。多く描かれているのはカエデの葉っぱ
冬には雪が降る極寒のスリナガルにはカエデ(メイプルが採れる木)が自生しており、スリナガルのシンボル的な樹木です。
大きさにもよりますが2つを500ルピー(850円)で購入しました

女性がスリナガルで注意すること

・会って5分後には結婚しているの?と聞いてきます
「結婚している」と答えましょう。適当に男の人の写真を用意していると尚良いでしょう
ぼろが出そうな方は彼氏がいると答えましょう。フリーと答えるとロックオンされます

街中では肌の露出が多い服装は避けましょう。目立って悪い人が寄ってくる可能性が高まります

・「日本人の彼女(友達)がいた」「美しい」「笑顔が素敵」こんな言葉が出てくると要注意です。深入り厳禁です

逆に薬指に指輪がある人、家族連れはまだ信頼できます。(※私調べ。最低限の警戒心は必要です)

これはスリナガルというよりムスリム(イスラム教徒)文化圏で注意すべきことですが
特にスリナガルはインド人のぐいぐい来る感じとムスリムが相まってカオスです

世界から見る日本のイメージは私の想像以上に発展している豊かな国。お金持ちという印象を持たれています

日本人というだけで次の一言には「日本人の女の子が好きなんだ、お茶どう?」ときます
良く言うとモテまくれますが、一人の人として興味を持たれているわけではなく「女」「日本人」「外国人」という点に興味を持たれていると感じました

もも
もも

かといってどんな場所でも偏見はせず1人の人としてコミュニケーションをとることが大事だと思います。旅しながら国際交流を楽しんでいますが、万が一の辛い目に合わないよう距離感は大事にしています

スリナガルの話に戻すと、落ち着いているとはいえ領土問題を抱える土地の雰囲気をこの目で見れることは、島国の日本では知ることのない貴重な体験でした。

スリナガルは日本ではあまり知られていませんが、夏の避暑地として国内観光客でにぎわう町です。スリナガルを知る前まではカシミールは何となく危ない場所?という認識でした。みなさんもそうではありませんか?

実際は観光客が多く、ハウスボードで結婚式も行われていました

現地を自分の目で見てカシミールという言葉のイメージがずいぶん変わりました

水上生活と、インドで簡単にホームステイのような体験ができるのも魅力だと思います!

それではこの辺で
次はもう1つのハウスボードでお世話になったご家族にスリナガル観光に連れて行ってもらうお話です!お楽しみに

シュクリア!(スリナガルで話されているウルドゥー語でありがとう)

コメント

  1. 雲のジュウザ より:

    危険な場所もあるんですね。気を付けて旅続けて下さい。

    • もも もも より:

      雲のジュウザさん!いつもブログ読んでいただいてありがとうございます😆控えめな日本とは文化が違いすぎて注意が必要でした笑
      早くも年の瀬ですね。今年はトルコで年越し予定です!少し早いですが良い年末年始をお過ごしください✨

  2. 風のヒューイ より:

    豪華な部屋で気持ちよさそうですね✨
    いつも楽しく拝見しております。
    身体には気をつけて!

    • もも もも より:

      またコメントありがとうございます😆写真映えはするのですが安宿なので清潔感はインドクオリティーでした笑
      今はキプロスという温かい島国にいて超元気です!
      もうすぐ冬休みですね🎶風のヒューイさんもお体に気をつけて良い年末年始をお迎えください

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