2023年9月、イスラマバードからフンザへ向かいました。多くの人は首都イスラマバードから長距離バスで24時間かけて向かいますが、私はローカルミニバスを乗り継ぎ5日かけてたどり着きました。
「一番良かった場所は?」と聞かれたら「フンザ」と答えられる程、日本に帰ってきてからも何度も思い出がよみがえる場所です。
※パキスタンルピーは1ルピー=0.5円(2023年10月時点)
フンザは日本語の情報が少なく、旅行記はガイド付きツアーで訪れる人が多い印象。バックパッカーでも「フンザってどこ?」という人が多いのではないでしょうか。
道のりは少々難易度が高いかもしれませんが、ぜひこのブログを参考に訪れてほしいです
フンザへの行き方は3つ
飛行機(日本→イスラマバード→ギルギット)
24時間バス
ローカルミニバン
以上、簡単な順に並べました。費用は高い順です
3つとも「ギルギット」に到着し、フンザらしい景色が楽しめる「カリマバード」や「スカルドゥ」へ移動するにはギルギットのバスターミナルでミニバンに乗り換える必要があります。
ギルギットのバスターミナル情報は次の記事で解説しています!
イスラマバードからフンザへ
それでは、イスラマバードからフンザ(カリマバード)までの
ローカルバスの旅を詳しく紹介します!
経由した町は
イスラマバード→マンセラ→ナラン→チラス→ギルギット→カリマバード
最短3日で到着できますが、私は観光も含め5日かけて移動しました
イスラマバード→マンセラ
イスラマバードでは、フンザ方面のバスを探すのに苦労しました(笑)
旅先で出会った韓国人キムと日本語、韓国語、英語でネット検索してもフンザまでローカルバスで行く方法が出てきません。情報が全くと言っていいほどありませんでした
Googleマップ見て大きそうな町、ナランを第1ゴールに設定
イスラマバードでキムといろんなバス会社の窓口で聞きまくりました。
Faisal Moverなどのバス会社をいくつも当たるも目当てのナラン行きバスはなく
ミニバスもナランへの直行便はなかったため、2時間半で着くマンセラ行きのミニバスに決定
前日に席を予約し、10時ごろに来いと言われました。人がいっぱいになると出発します。
マンセラ→ナラン
マンセラのバスターミナルは大きいものでした
トイレと軽食屋がそろっていますが、軽食を買うと現地人と同じ値段で売ってくれなかったとキムが言っていました。どの店に尋ねても高い価格を言われ、買うしかありませんでした。味は美味しかったです
ナラン行きミニバスは人に聞くとすぐに見つかりました。1時間ほどで人が集まり出発。
マンセラのバスターミナルは特に子供達の物乞いが多く圧も強い➕暑くて、砂埃がきつく、ナランへ直行することに
※ミニバスでは、大きい荷物を車の上の荷台に乗せるので、雨が降ればびしょびしょになります。
バックパックはカバーを付けるべし!
マンセラ以降は車窓からの景色が最高で、ローカルバスで来てよかったと思いました。
空気も澄んできました
たまに売店がありますが、山の中を走っているのに「どこからきたの?」と思う場所に人が歩いていました。
周りに民家は見当たりませんが、近くに集落があるのだろうかと思いながら、ここに住む人の暮らしを想像し、景色に見とれていました。狭い車内でいることも忘れるほど楽しかったです。
日がすっかり落ちた19時にナランに到着
外国人は全く見かけないけれど観光地らしく、レストランが豊富で気候も涼しく3泊しました。
ナランのホテル「Errum Hotel」
ディスカウントしてもらい、1部屋当たり2泊分は2,500ルピー、1泊は2,000ルピーでした
3泊で4,500ルピー(2,250円)
早朝のアザーンがうるさかったですが、耳栓をすれば大丈夫でした
ホットシャワーを使う前後は、ホテルマンにスイッチを入れてもらわなければいけません。
Wifiと電気は18時ON、1時にOFFになります。
ナラン以降は電気もホットシャワーも自由に使えないものになりました。山の中なのでしょうがないですね
ナランの食事事情
美味しかったレストラン「Moon Restaurant」
プラオ:インドのビリヤニに似ていて、スパイスがマイルドで食べやすい(私はプラオ派)
牛肉のケバブ:肉汁たっぷり本当においしかった!しかも量が多い
合計:2,470ルピー(1,235円)
サラダ含め5種類ほどの料理を頼みました。
※パキスタンではサラダ(生野菜)を食べる機会が少ないです。ここではサラダの種類が豊富かつ美味しかったので最高でした👍
別のレストランですが、超超レアな魚料理を食べることができました🐡
ナランは川沿いにある町で魚料理をちらほら見かけました!
ナランの観光スポット
せっかくなので観光!有名な湖に行ってみました!
「Saif ul Malook National Park」
超濁っていて、インドのパンゴンツォを見ていた私は感動できませんでした…(笑)
山に雪が残っている時期に来るとまた景色が違うのかもしれません
Saif ul Malook National Parkまでは専用のジープで行きます
ジープ乗り場はナランの大通りを北側に進み、橋の手前を右に曲がるとあります
パキスタン人家族とジープをシェアしました。ジープ1台往復4,500ルピー(2,250円)
危険な道ということもありますが割高です
※ナラン市内に帰ってきた後、運転手から追加費用を要求されました。怒鳴るような勢いでしたが、パキスタン人の男性が止めてくれて払わずに済みました。ぼったくりしてくるので要注意です。
たどり着くまでがアトラクションでした。写真を撮る余裕がないほど、お尻が浮き天井に頭をぶつけるほど揺れがひどく、ジープで崖スレスレの凸凹道を30分乗ります
三半規管強い私がグロッキーになりました
長くなりましたので、続きはパート2で!
次回、ナラン→チラス→ギルギット→カリマバードの旅行記です。お楽しみに
コメント